金型、押型と申しましても、その使途は多岐にわたります。

革製品への型押し
革製品を湿らせておいて、金型に温度をかけずに強く押します。着色はありませんが、革が乾いた後にクッキリと押した後が残ります。

箔押し
紙や革製品の上に箔を置き、その上から一定温度にした金型を押し付けます。箔のカラーはたくさんのバリエーションがあります。

焼印
素材は革、木材、パンやケーキなど多岐にわたります。
金型の温度は300℃を超えることもあり取扱いには注意が必要です。

焼印の温度はとても重要な要素です。
木材でも種類によって適切な温度がありますし、革製品では表面処理によっては温度を少々上げても焼き色が付きにくいものがあります。またコントローラー付きの電気コテを使用した場合、指示温度よりも遅れて押型の温度が上昇します。これは大きい金型(放熱が大きい)ほど顕著です。
さらに、好みの焼き具合にするためには、温度以外に押す強さや押す時間も大切です。
本番の前にはシミュレーションを行い、ある程度の条件を把握しておくことをお勧めします。

とは言いましても、印刷したような奇麗な焼印より、多少の不具合がある方が、味があり温もりがあるとは思います。